Excel TODAY関数完全ガイド:基本から応用まで徹底解説

Excel TODAY関数:日付管理の強力な味方

Excelで日付を扱う際、悩みはありませんか?

  • 毎日手動で日付を更新するのが面倒…
  • 自動的に今日の日付を表示させたい…
  • 日付関数の使い方がわからない…

そんなあなたに、Excel TODAY関数をご紹介します。この関数を使いこなせば、日付管理が驚くほど簡単になります。本記事では、TODAY関数の基本から応用まで、わかりやすく解説していきます。

TODAY関数とは?

TODAY関数は、Excelの日付時刻関数の一つで、現在の日付を返す関数です。この関数の特徴は、引数(括弧内に指定する値)が不要なことです。つまり、非常にシンプルで使いやすい関数なのです。

TODAY関数は以下の3つのタイミングで自動的に更新されます:

  1. ブックを開いたとき
  2. 計算を実行したとき
  3. 印刷をしたとき

この自動更新機能により、常に最新の日付を表示することができます。

TODAY関数の使い方

TODAY関数の基本的な使い方は非常に簡単です。以下の手順に従ってください:

  1. セルを選択し、「=」(イコール)を入力して関数の開始を宣言します。
  2. 「TODAY」と入力します。
  3. 開き括弧「(」と閉じ括弧「)」を入力します。括弧の中は空のままでOKです。
  4. Enterキーを押して確定します。

完成形は以下のようになります:

=TODAY()

これだけで、現在の日付がセルに表示されます。簡単ですね!

TODAY関数使用時の注意点

TODAY関数は非常にシンプルですが、使用する際には以下の点に注意しましょう:

  • 括弧を忘れない:「=TODAY」だけでは関数として認識されません。必ず「=TODAY()」と入力してください。括弧を忘れると「#NAME?」エラーが表示されます。
  • 括弧内に値を入れない:他の多くの関数と違い、TODAY関数は括弧内に何も入れません。値を入れると「#VALUE!」エラーが発生します。
  • 自動更新を理解する:TODAY関数は、ブックを開いたとき、計算を実行したとき、印刷をしたときに更新されます。これを理解せずに使用すると、予期せぬ結果になることがあります。

これらの注意点を押さえておけば、TODAY関数を効果的に活用できるでしょう。

日付の表示形式を変更する

TODAY関数で表示された日付の形式が、希望するものと異なる場合があります。例えば、英語表記になっていたり、年月日の順序が違ったりすることがあります。このような場合、以下の手順で表示形式を変更できます:

  1. 日付が表示されているセルを選択します。
  2. Windowsの場合は「Ctrl + 1」、Macの場合は「Command + 1」を押して、書式設定ダイアログを開きます。
  3. 「数値」タブの「分類」リストから「日付」を選択します。
  4. 右側に表示される日付形式のリストから、希望する形式を選びます。
  5. 「OK」をクリックして適用します。

この方法で、「2024年3月15日」や「2024/3/15」など、好みの表示形式に変更できます。

TODAY関数の実践的な使用例

TODAY関数は、単に今日の日付を表示するだけでなく、様々な場面で活用できます。以下にいくつかの実用的な例を紹介します:

1. 期限管理

タスクの期限までの残り日数を計算する際に活用できます。例えば:

=期限日 - TODAY()

この式で、現在日から期限日までの日数が表示されます。

2. 年齢計算

誕生日から現在の年齢を自動計算できます:

=ROUNDDOWN((TODAY()-誕生日)/365.25,0)

この式で、今日の日付を基準に、正確な年齢が計算されます。

3. 自動更新レポート

日報や週報など、定期的なレポートに TODAY関数を組み込むことで、常に最新の日付が表示されるレポートテンプレートを作成できます。

4. 条件付き書式との組み合わせ

TODAY関数を条件付き書式と組み合わせることで、期限が近づいたタスクを自動的に強調表示するなど、視覚的な管理が可能になります。

TODAY関数の高度な使い方

基本を押さえたら、さらに一歩進んだ使い方も覚えておくと便利です:

1. 他の日付関数との組み合わせ

TODAY関数はDATE関数やEODATE関数など、他の日付関数と組み合わせることで、より複雑な日付計算が可能になります。例えば、今日から3ヶ月後の日付を求める場合:

=EDATE(TODAY(), 3)

2. IF関数との組み合わせ

TODAY関数をIF関数と組み合わせることで、日付に基づいた条件分岐が可能になります。例えば:

=IF(TODAY() > 期限日, "期限超過", "期限内")

3. VLOOKUP関数での活用

TODAY関数をVLOOKUP関数の検索値として使用することで、日付に基づいたデータ検索が可能になります。

4. マクロでの利用

VBAマクロ内でTODAY関数を使用することで、より動的なワークシート操作が可能になります。

よくある質問

Q1: TODAY関数の結果が更新されないのはなぜですか?

A1: Excel の計算オプションが「手動」に設定されている可能性があります。「ファイル」→「オプション」→「数式」で、計算方法が「自動」になっているか確認してください。

Q2: TODAY関数と NOW関数の違いは何ですか?

A2: TODAY関数は日付のみを返しますが、NOW関数は日付と時刻の両方を返します。時刻まで必要な場合はNOW関数を使用してください。

Q3: TODAY関数の結果を固定値にするにはどうすればいいですか?

A3: セルを選択し、「F2」キーを押してから「F9」キーを押すと、TODAY関数の結果が固定値に変換されます。ただし、これ以降は自動更新されなくなるので注意が必要です。

まとめ:TODAY関数で日付管理を効率化しよう

TODAY関数は、シンプルでありながら非常に強力なExcelの機能です。本記事で学んだ使い方を実践することで、以下のような恩恵を受けることができます:

  • 日付の手動入力や更新の手間が大幅に削減されます
  • 常に最新の日付を基準にしたレポートや計算が可能になります
  • 他の関数と組み合わせることで、複雑な日付計算も簡単に行えます

TODAY関数の基本を押さえ、応用方法も理解することで、Excelでの作業効率が格段に向上するでしょう。日々の業務で積極的に活用し、さらなるスキルアップを目指しましょう。

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