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【動画付き #11】ExcelのIF関数の効果的な使い方を徹底解説
ExcelのIF関数は、ビジネスの場でもよく使われる関数の1つです。本記事では、約400あるExcelの関数の中でもTop3に入る超重要関数、「IF関数」をご紹介します。
この記事を読めば複雑な条件や論理式もすぐに理解できるようになること間違いなし!IF関数の構造や操作方法を画像つきでわかりやすくご紹介していますので、ぜひご覧ください。
本記事はYouTube『ユースフル / 人材教育の教科書』チャンネルより、以下の動画を記事にまとめたものです。動画だけではなく、テキストで復習したい方もいるはず。全38の記事と動画を組み合わせて、Excelの基本操作をマスターしていきましょう。
▼前回の記事では、ExcelのTRIM関数について解説しています。こちらもあわせてお読みください!
IF関数とは
IF関数は、指定した条件に合わせて異なる結果を返します。
たとえば、「各店舗の売上が目標数値を超えているか否か」などもIF関数を使えば一気に表示することができます。
IF関数の最大の特徴は、条件分岐する点です。
つまり、
「もし○○が××だったら、△△する」
「もし○○が××じゃなかったら、△△する」
といったように、条件やシチュエーションに合わせて、表示する結果を変えられるということです。
IF関数の使い方
それでは、以下のワークシートを使って、IF関数の使い方を見ていきましょう。
上記のD列に「各商品の出荷が、目標出荷量を達成していたかどうか」を表示させたいとします。
目標出荷量はC2セルにて「50」と定義されているので、各商品に対して、
- 出荷量が50以上であれば「達成」
- 出荷量が50未満であれば「未達成」
と表示したいわけです。
それでは、IF関数を使って、上記の判定を表示する手順を見ていきましょう。
- 「=」を入力
- 「IF」と入力
~「IF」から始まる関数の候補が表示される~ - Tabキーをクリック
~IF関数が選択され、セルの下に入力ガイドが表示される~ - 『logical_test(または論理式)』欄を入力する
(例:C5>=$C$2) - 「,」(コンマ)を入力
- 『value_if_true(または真の場合)』欄を入力する
文字を表示させたい場合:「”○○(表示させたい文字列)”」とも文字列を””で囲んで入力(例:”達成”) - 「,」(コンマ)を入力
- 『value_if_false(または偽の場合)』欄を入力する
文字を表示させたい場合:「”○○(表示させたい文字列)”」とも文字列を””で囲んで入力(例:”未達成”) - Enterキーをクリック
~関数の結果が表示される~
これで、C5セル(ふじの出荷量)がC2セル(目標出荷量)を超えていれば「達成」、超えていなければ「未達成」と表示される関数を組むことができました。
ふじの出荷量は63となっており、目標を超えているので、「達成」と表示されるはずです。
ふじ以外の商品にもIF関数を付けたい場合は、D5セルをコピーして下に伸ばしていきましょう。
【重要!】IF関数の論理式の仕組み
IF関数を組み立てるにあたっては、
- 論理式
- 論理式の結果が真だった場合に表示する結果
- 論理式の結果が偽だった場合に表示する結果
の3つのパートで構成されていることが分かったと思います。
このIF関数を組み立てるにあたって、特に重要となるのが論理式の部分です。
論理式は「C5>=$C$2」のように、「○○ (記号) ××」の形で表されます。
そして、記号の部分には、以下の6つの比較演算子のいずれかを使います。
条件 | 論理式 |
---|---|
○○が××だったら(と等しい) | ○○=×× |
○○は××より大きい | ○○>×× |
○○は××以上 | ○○>=×× |
○○は××より小さい | ○○<×× |
○○は××以下 | ○○<=×× |
○○が××でないとき | ○○<>×× |
論理式をうまく組み立てられるよう、上記の比較演算子はぜひマスターしてください。
まとめ
本記事では、IF関数についてご紹介しました。
IF関数のポイントは3つです。
- IF関数は条件分岐をするための関数である
- 入力した論理式の結果が真の場合と偽の場合で異なる結果を表示することができる
- 論理式を指定するときは比較演算子を使う
次回記事では、IF関数とも関係が深い「AND関数/OR関数」についてご紹介します。
▼次回の記事はこちら