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【動画付き #17】 IFERROR関数の使い方 – エラー値の表示を別の値に置き換える
Excelで関数が含まれるセルをほかのセルにコピー&ペーストした際、エラーが表示されたことはありませんか?Excelのワークシートでは、エラーが解消対処されないまま値がセルに残っていることは基本的にNGです。
このような、関数をコピー&ペーストした際に表示されるエラーを回避できる関数が、IFERROR関数です。
本記事では、IFERROR関数について学んでいきましょう。
本記事はYouTube『Youseful / 人材教育の教科書』チャンネルより、以下の動画を記事にまとめたものです。動画だけではなく、テキストで復習したい方もいるはず。全38の記事と動画を組み合わせて、Excelの基本操作をマスターしていきましょう。
▼前回の記事では、ExcelのVLOOKUP関数の使い方について基礎から解説しています。こちらもあわせてお読みください!
IFERROR関数とは
IFERROR関数は、関数を含むセルにおいて「もしエラーが出たらどうするか」という対処法を指定する関数です。
具体的には、以下の構造になっています。
=IFERROR([メインの関数],[エラーが出た場合に表示する値])
エラーが出た場合の表示は、2種類あります。
- 何も表示しない(空白セルとして表示する)
- 特定の文字列を表示する(例:「商品名が違います」)
本記事では、2. の方法を解説します。
IFERROR関数の使い方
以下のワークシートを使って、IFERROR関数の使い方を見ていきましょう。
現在、上記図の赤枠の「購入履歴」の欄には、VLOOKUP関数を使用して「仕入れ値」と「費用合計」が求められています。
では、「えび」の欄に謝って「海老」と漢字で入力するとどのようになるでしょうか。
「商品別仕入値一覧」の中に「海老」は含まれていないため、「仕入れ値」と「費用合計」の欄にエラー表示(N/A)が出てしまいました。
このようなエラーに対処できるのが、IFERROR関数です。
- セルを選択
コピー先全体を対処:コピー元のセルを選択(IFERROR関数組み込み後、ペースト)
エラーが出ている1つのセルを対処:エラーが出ているセルを選択 - 先頭に「=IFERROR」と入力
※元の関数がIFERRORの()の中に入っていることを確認 - 関数の後ろに「,」を入力
- 「””」を入力
☆関数内に文字列を入力する場合は、文字列を””で挟む - ””内にエラーが出た場合に表示する値を入力
(例:商品名が違います)
※空白を表示したい場合は入力なしEnterをクリック
2. 先頭に「=IFERROR」と入力 ~ 5. ””内にエラーが出た場合に表示する値を入力
これで、IFERROR関数を使って、関数に関するエラーの回避ができました。
上記図のように、エラーの場合は「商品名が違います」と表示されることが確認できたと思います。
まとめ
本記事では、IFERROR関数についてご紹介しました。
IFERROR関数のポイントは3つです。
- Excelでエラーが返されたときはIFERROR関数を使う
- IFERROR関数では、エラー結果が出た際に表示する任意の値を設定できる
- IFERROR関数の引数は①計算式②エラーの場合の値の2つである。
今回はVLOOKUP関数×IFERROR関数を学んでいきました。
次回からも、VLOOKUP関数+αの内容を学んでいきます。
次回の動画では、VLOOKUP関数の第一引数入力の際に便利な「入力規則/リスト」についてご紹介します。
▼次回の記事はこちら