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【徹底調査】Word資格の一覧を紹介!試験内容、合格率、おすすめがわかります
Wordは仕事の報告書や企画書、大学のレポートの作成など幅広く使われていますが、詳しい使い方はわからないという方も多いのではないでしょうか。
「文章中に写真やイラストを挿入したいけど、どうやって挿入すればいいのかわからない」
「ページ上部に見出しを付けたり、ページ下部にページ番号を振りたいけど、ヘッダー、フッター機能の活用方法がわからない」
実際にこのような悩みを感じている方もいらっしゃるでしょう。
そこでユースフル編集部がおすすめしたいのが、Wordの資格取得です。資格試験の勉強を通じて、基本操作から応用操作までWordの機能を網羅的に学ぶことができます。
さらに、資格を持っていれば、Wordスキルを目に見える形で評価してもらうことで「自分はWordをマスターした」と胸を張っていえるのではないでしょうか。
今回はユースフル編集部が独自に調べた、Wordの資格の種類・合格率・メリットをすみずみまで紹介していきます。Word資格の一覧を知り、興味のあるWord資格を見つけてみましょう。
監修者のご紹介
長内 孝平 -Osanai Kohei-
▼経歴
・神戸大学経営学部卒
・伊藤忠商事株式会社出身
・Youseful(株)代表取締役
▼主な功績
・2021年/2022年/2023年/2024年 Microsoft社よりMicrosoft MVPに選出
(Excelの開発現場に直接フィードバックできる日本人数名の1人)
・登録者40万人超の日本最大級ビジネス教育YouTubeユースフルを運営
・10万部突破のベストセラーExcel 現場の教科書著
長内 孝平 -Youseful(株)代表
・2021年 Microsoft社よりMicrosoft MVPに選出(Excelの開発現場に直接フィードバックできる日本人数名の1人)
・登録者30万人超の日本最大級ビジネス教育YouTubeユースフルを運営
・10万部突破のベストセラーExcel 現場の教科書著
Word資格の取得メリット
Word資格を取得するメリットは主に3つあります。
客観的なWordスキルを証明できる
社会人の方、大学生の多くはWordを使用したことがあるでしょう。
「レポートや論文を書くときに写真やイラストを上手く挿入することができない」
「Wordで文章を作成したけど、余白やフッターの変更などレイアウトを上手く整えることができない」
このような悩みを抱えて、自信を持ってWordを使いこなせているといえないのではないでしょうか。
Word資格を取得することで、Wordスキルを目に見える形で評価してもらい、自身のスキルを客観的に証明することができるようになります。
実務への応用ができる
Word資格を取得すると、学習過程で学んだ知識を実務で活かすことができます。下記の画像を見てみましょう。左側の文章はWordの機能を活用していますが、少し味気ない印象を受けます。
文字の網かけや背景の変更(透かし)、ヘッダー・フッター機能を活用することで、右側の文章のように同じ文章でも非常に見やすい資料を作成することができるようになります。
普段の実務では活用しない機能も数多くあるため、Word資格の学習を通して、レベルアップできるでしょう。
就職や転職に有利
職種にもよりますが、下記のように求人で必須条件・歓迎条件としてWord資格が明記されていることも多いです。
- 【歓迎条件】
-
Wordでの入力経験
※ MOS Word(一般レベル/上級レベル)を取得している方優遇あり - 【必須条件】
-
PCの基本操作ができる方
Word関連の資格を取得しており、Wordの基本操作ができる方
※実際の求人を参考にユースフル編集部が独自に作成
特に、経理などの事務職やアパレルなど店舗スタッフ、幼稚園や保育園、学校の先生などは報告書や配布資料の作成などでWord資格で学んだスキルを活かすことができます。そのため、これらの職業に就いている人や目指している人にWord資格の取得は非常におすすめです。
Word資格の一覧表
本記事でご紹介するWordに関連する資格を一覧にまとめました。
試験名称 | 主催団体 | おすすめ度 | 種類 | 受験料 |
---|---|---|---|---|
MOS | オデッセイコミュニケーションズ | ☆☆☆☆☆ | 上級レベル(エキスパート)/一般レベル | 10,780円~12,980円(学割価格もあり) |
Word文書処理技能認定試験 | サーティファイ | ☆☆☆ | 1級~3級 | 5,900円~8,100円 |
日商PC(文書作成) | 商工会議所 | ☆☆☆ | 1級~Basic | 4,200円~10,480円 |
パソコン検定 文書試験 | 全日本情報学習振興協会 | ☆☆ | 1級~3級 | 3,000円~5,000円 |
日本語ワープロ検定試験 | 日本情報処理検定協会 | ☆☆ | 初段~4級 | 1,500円~5,000円 |
文書処理能力検定(ワープロ) | 全国経理教育協会 | ☆☆ | 1級~4級 | 2,200円~5,200円 |
ビジネス文書実務検定試験 | 全国商業高等学校協会 | ☆☆ | 1級~3級 | 900円~1,200円 |
ここからはそれぞれの資格についてひとつずつ見ていきましょう。
ユースフル編集部おすすめのWord資格はMOS
MOSは(Microsoft Office Specialist)の頭文字をとっており、その名の通り、マイクロソフトがWordやExcelなどのビジネスツールの使用スキルを一定水準を満たしている人に認定する資格です。
MOS全体では受験者数が470万人(2022年1月現在)を超え、受験者数も多いことが特徴です。MOSのWord試験は、一般レベルと上級レベル(エキスパート)の2つに分かれています。2つの違いは以下の通りです。
レベル | 詳細 |
---|---|
一般レベル | 文字サイズやフォントの変更、表の作成・編集、作成した文書の印刷など、Wordでの基本的な編集機能を理解している方。 |
上級レベル(エキスパート) | スタイル機能や目次・索引作成などの長文機能、他のアプリケーションソフトからのデータ取り込みなど、Wordでの高度な機能を理解している方。 |
さらに、Word365&2019 、Word2016 、Word2013というWordのバージョンに応じて3種類に分かれます。
MOSの受験方法
MOSの受験方法には「全国一斉試験」と「随時試験」の2つの受験方法があります。それぞれの試験日、試験会場、申し込み方法の違いは以下の通りです。
全国一斉試験 | 随時試験 | |
---|---|---|
試験実施日 | 月に1回日曜日に実施 (2、3月は月2回開催) 2022年全国一斉受験スケジュールを見る | 自分の好きなタイミング (ほぼ毎日実施) |
試験会場 | 全国の一斉試験実施会場より選択 (申込みのときに選択した地域からオデッセイが指定) | 全国約1700の試験会場より選択 試験会場を探す |
主な申し込み方法 | 試験日の約1ヶ月~1ヶ月半前から申込み開始 ・クレジットカード(インターネットでの申し込みのみ) ・書店 ・大学生協でのお支払い(郵送による申し込みのみ) ・銀行振込 ・郵便振込 | 試験会場へ直接申し込み |
試験内容と合格率
一般レベル、上級レベル(エキスパート)のレベルごとにそれぞれの試験内容と合格率を見ていきましょう。
一般レベル
バージョン | Word365&2019 | Word2016 | Word2013 |
---|---|---|---|
受験料 | 一般価格:10,780円 学割価格:8,580円 | 一般価格:10,780円 学割価格:8,580円 | 一般価格:10,780円 学割価格:8,580円 |
試験方法 | コンピュータを使った実技試験(CBT) | コンピュータを使った実技試験(CBT) | コンピュータを使った実技試験(CBT) |
試験時間 | 50分間 | 50分間 | 50分間 |
出題範囲 | ・文書の管理 ・文字、段落、セクションの挿入と書式設定 ・表やリストの管理 ・参考資料の作成と管理 ・グラフィック要素の挿入と書式設定 文書の共同作業の管理 詳細はこちら | ・文書の作成と管理 ・文字、段落、セクションの書式設定 ・表やリストの作成 ・参考資料の作成と管理 ・グラフィック要素の挿入と書式設定 詳細はこちら | ・文書の作成と管理 ・文字、段落、セクションの書式設定 ・表やリストの作成 ・参考資料の適用 ・オブジェクトの挿入と書式設定 詳細はこちら |
合格率は非公表なので正確にはわかりませんが、ユースフル編集部で独自で調べたところ、一般レベルの合格率は約80%程度だといわれています。
主な出題内容は文書の作成と管理や文字、段落、セクションの書式設定、表やリストの作成と管理です。
簡単な難易度といえますが、グラフィック要素の挿入と書式設定や文書の共同作業の管理などの普段使わないWordの基本機能の操作が求められます。そのため、ある程度の試験対策は必要になるでしょう。
上級レベル(エキスパート)
バージョン | Word365&2019 | Word2016 | Word2013 part1 | Word2013 part2 |
---|---|---|---|---|
受験料 | 一般価格:12,980円 学割価格:10,780円 | 一般価格:12,980円 学割価格:10,780円 | 一般価格:10,780円 学割価格:8,580円 | 一般価格:10,780円 学割価格:8,580円 |
試験方法 | コンピュータを使った実技試験(CBT) | コンピュータを使った実技試験(CBT) | コンピュータを使った実技試験(CBT) | コンピュータを使った実技試験(CBT) |
試験時間 | 50分間 | 50分間 | 50分間 | 50分間 |
出題範囲 | ・文書のオプションと設定の管理 ・高度な編集機能や書式設定機能の利用 ・ユーザー設定のドキュメント要素の作成 ・高度なWord機能の利用 詳細はこちら | ・文書のオプションと設定の管理 ・高度な機能を使用した文書のデザイン ・高度な機能を使用した参考資料の作成 ・ユーザー設定のWord要素の作成 詳細はこちら | ・文書の管理と共有 ・高度な機能を使用した文書のデザイン ・高度な機能を使用した参考資料の作成 ・ユーザー設定のWord要素の作成 詳細はこちら | ・文書の管理と共有 ・高度な機能を使用した文書のデザイン ・高度な機能を使用した参考資料の作成 ・ユーザー設定のWord要素の作成 詳細はこちら |
合格率は非公表なので正確にはわかりませんが、ユースフル編集部で独自で調べたところ、上級レベル(エキスパート)の合格率は約60%程度だといわれています。
主な出題内容は文書のオプションと設定の管理、高度な編集機能や書式設定機能の利用、ユーザー設定のWord要素の作成などです。
難易度も高く、索引を作成と管理やフォーム、フィールド、コントロールの管理などの普段使わないWordの応用的な操作が求められます。Wordの資格試験のなかでは難しい難易度の部類なので試験対策は必須です。
MOSがおすすめの理由
実務で活用できる資格
MOSの取得メリットについて、MOS資格を運営する「オデッセイ コミュニケーションズ」の公式HPでは下記のようなアンケート結果があります。
メリット1:マイクロソフトオフィスのスキルをレベルアップ
- 職種にかかわらず、調査対象者の99%が、MOSを取得することでマイクロソフトオフィスのスキルを大幅にアップさせた。
- 管理職の89%が、「MOSを取得した従業員はマイクロソフトオフィスのスキルがほかの従業員より高い」と回答。
メリット2:自信、ロイヤルティ、満足度を高める
- MOSを取得した従業員の82%が、「仕事の能力に対する自信が強まった」と回答。
- MOSを取得した従業員の81%が、「資格を取得する機会を得たことで会社に対するロイヤルティが高まった」と回答。
メリット3:仕事の生産性を高める
引用:Microsoft MOS調査データ報告書( https://mos.odyssey-com.co.jp/about/mos_report.html)
- MOSを取得した従業員の83%が、「マイクロソフトオフィスの知識とスキルを頻繁に、または常に活用している」と回答。
- 管理職の85%が、「MOSを取得した従業員は、仕事の生産性が以前より高まった」と回答。
資格を取得しても実務で活用できないといわれるなか、MOSは実務でも非常に活用できることが証明されています。
企業も内定者研修や業務効率化に活用
企業がMOSを活用している事例も多くあります。MOSを運営する「オデッセイ コミュニケーションズ」の公式HPには下記のような紹介があります。
双日
総合職・事務職の内定者研修にMOSを活用
仕事で求められるスキルのイメージ化で、不安の払拭&自己研磨きっかけに
内定者研修の一環としてMOSを活用している双日では、内定者研修の目的を、新入社員が不安なく自信をもって入社できるよう、企業側が準備の場を提供することだと考えています。「これだけは知っておいてほしい」というパソコンの最低限のスキルを、“資格取得”というカタチで提示することで、仕事で必要とされるスキルをイメージ化できる。イメージできれば、自分で準備することもでき、入社前の不安も払拭できるとの思いから、内定者研修にMOSを活用しているとのこと。また、MOSを取り入れた研修内容が、学習意欲の向上や自発的な自己研鑽のきっかけになっていくことも期待されています。
ぐるなび
入社前のパソコンスキルの格差解消のためMOSを活用
事務的な業務効率を上げて、新たな価値創造に注力を
ぐるなびでは、“学生のパソコンの習熟度に差がある”という気づきから、入社後の新入社員が、パソコンスキルを一定レベルに揃った状態で仕事をスタートできるよう、新入社員研修の最終目標のひとつとしてMOSを活用しています。資格は、合格だけでなく、取得のために学んでスキルを身につけることに意義があり、その努力に対する結果が『合格認定証』という目に見えることも大切だと考えているとのこと。
パソコンスキルを向上して業務効率が上がれば、仕事のスピードアップはもとより、アイデアを練る時間や新しいことに取り組むゆとりを創出できる。MOSは新たな価値創造に注力するためにも役立てられています。
引用:オデッセイコミュニケーションズ公式HP|MOSを活用している企業(https://mos.odyssey-com.co.jp/about/client.html)
上記のように企業も内定者研修や業務効率化実現のためにMOSを活用しています。なかには、MOS取得を昇格要件にしている企業もあります。
このように企業もMOS取得をかなり評価しているので、MOSを取得する意味はあるといえるでしょう。
その他のおすすめのWord資格の紹介
その他のおすすめのWord資格として「Word文書処理技能認定試験」と「日商PC検定(文書作成)」の2つをご紹介します。
Word文書処理技能認定試験
サーティファイが主催するWord文書処理技能認定試験は文書の作成から表の挿入、印刷設定まで実務を想定した幅広い出題内容で実用的な能力を測定・評価する資格試験です。
累計受験者数も49万人を超え、随時試験会場は全国621会場(2021年1月時点)にのぼり、今後ますます受験者数も社会的信用度も高くなる資格といえるでしょう。
1級から3級まであり、受験する級によって試験方法や出題範囲が異なります。
試験内容と合格率
各級の試験内容と合格率を見ていきましょう。
1級 | 2級 | 3級 | |
---|---|---|---|
受験料 | 8,100円 | 7,000円 | 5,900円 |
試験方法 | ・知識試験 コンピューターに表示される多肢選択式の試験問題に解答 ・実技試験 コンピュータに表示される仕様や指示に基づきワークシートを作成 | ・知識試験 コンピューターに表示される多肢選択式の試験問題に解答 ・実技試験 コンピュータに表示される仕様や指示に基づきワークシートを作成 | ・知識試験 なし ・実技試験 コンピュータに表示される仕様や指示に基づきワークシートを作成 |
試験時間 | 知識試験:15分 実技試験:90分 | 知識試験:15分 実技試験:90分 | 知識試験:なし 実技試験:60分 |
出題範囲 | (2、3級の範囲に加えて) ・透かし、ページの色、ページ罫線 ・変更履歴 ・差し込み文書 ・表内で計算式を使う ・Excelのワークシートの挿入と貼り付け | (3級の範囲に加えて) ・環境の設定と変更 ・拡張書式 ・改ページ ・コメント機能 ・図形の編集 ・図形のトリミング | ・Wordの画面要素の名称と役割 ・書式の設定と変更 ・段落書式 ・印刷 ・テキスト編集 ・ヘッダーとフッター ・表の作成 ・図形の書式 |
合格率は公式に発表されており、級を問わず、試験全体で約86.8%(2020年度平均合格率)と資格試験の中では非常に高く、しっかりと勉強しておけば合格できる試験です。
そのため、難易度も2,3級は簡単な部類、1級でもやや簡単な部類に含まれるので、実務のWordの基礎固め、基本スキルの証明としての受験がおすすめです。
おすすめポイント
実務を想定した実践的な出題内容であること
この資格試験を開発・実施している「サーティファイ」が公表している試験概要によると、「実用的な操作能力を測定・評価しています」との記載があります。
Word文書処理技能認定試験においても、文書の作成から表の挿入や印刷設定まで実務を想定した幅広い出題内容で、実用的な能力を測定・評価しています。
実際に、下記のようなアンケート結果もあり、Word文書処理技能認定試験の実用性は高く評価されています。
日商PC検定(文書作成)
日商PCは商工会議所が主催している資格試験です。 文書作成(Word)、プレゼン資料作成(PowerPoint)、データ活用(Excel)の3種類あり、日々の業務で使う機能に特化して資格を提供しています。
日商PC(文書作成)は1級から3級、Basicに分かれていて、受験する級によって試験方法や出題範囲が異なります。各級のレベルとその詳細について見ていきましょう。
レベル | 詳細 |
---|---|
1級 | 必要な情報を入手し、業務の目的に応じた最も適切で説得力のあるビジネス文書、資料等を作成することができる。 |
2級 | 与えられた情報を整理・分析し、参考となる文書を選択・利用して、状況に応じた適切なビジネス文書、資料等を作成することができる。 |
3級 | 指示に従い、ビジネス文書の雛形や既存文書を用いて、正確かつ迅速にビジネス文書を作成することができる。 |
Basic | ワープロソフトの基本的な操作スキルを有し、企業業務に対応することができる。 |
試験内容と合格率
それぞれの試験内容と合格率を見ていきましょう。
1級 | 2級 | 3級 | Basic | |
---|---|---|---|---|
受験料 | 10,480円 | 7,330円 | 5,240円 | 4,200円 |
試験方法 | 試験会場のパソコン等を利用して、試験の自動実行プログラムおよび試験問題を、画面の指示に従いダウンロードして実施 | 試験会場のパソコン等を利用して、試験の自動実行プログラムおよび試験問題を、インターネットを介しダウンロードして実施 | 試験会場のパソコン等を利用して、試験の自動実行プログラムおよび試験問題を、インターネットを介しダウンロードして実施 | 試験会場のパソコン等を利用して、試験の自動実行プログラムおよび試験問題を、インターネットを介しダウンロードして実施 |
試験時間 | 知識科目:30分 実技科目:60分 | 知識科目:15分 実技科目:40分 | 知識科目:15分 実技科目:30分 | 知識科目:なし 実技科目:30分 |
出題内容 | ・文書の効率的な作成、標準化、データベース化に関する知識 ・表現技術(レイアウト、デザイン、表・グラフ、フローチャート、図解、写真の利用、カラー化等)について実践的かつ応用的な知識 詳細はこちら | ・文書管理(ファイリング、共有化、再利用)について理解し、業務にあわせて体系化できる知識 ・表現技術(レイアウト、デザイン、表・グラフ、フローチャート、図解、写真の利用、カラー化等)についての基本的な知識 詳細はこちら | ・文書管理(ファイリング、共有化、再利用)・ビジネス文書に関連する基本的な知識(ビジネスマナー、文書の送受等) ・ライティング技術に関する基本的な知識(文章表現、文書構成の基本) 詳細はこちら | ・文書の書式 ・体裁を整える〔センタリング、右寄せ、インデント、タブ、小数点揃え、部分的な縦書き、均等割付け等〕 ・表の作成・編集〔表内の行・列・セルの編集と表内文字列の書式体裁等〕 詳細はこちら |
下記の表は日商PCの資格3種類の合計の合格率です。
級 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
1級 | 44名 | 16名 | 36.4% |
2級 | 6,790名 | 4,589名 | 67.6% |
3級 | 19,331名 | 15,922名 | 82.4% |
基礎級 Basic | 7,977名 | 7,275名 | 91.2% |
合計 | 34,142名 | 27,802名 | ― |
(引用:2020年度日商PC検定試験 受験者・合格者数について https://www.kentei.ne.jp/33924)
日商PC全体の合格率ですが、2、3級、Basicの合格率は67.6%〜91.2%と比較的高い合格率で、1級の合格率は36.4%と合格率に大きな差があります。
MOSやWord文書処理技能認定試験と比較すると、出題内容は非常に基本的であり、合格率の割には比較的簡単な資格といえるでしょう。
おすすめポイント
公的資格の信頼
数あるパソコン関連資格のなかでも、商工会議所が実施する公的資格として位置づけられ、企業や教育機関から高い評価と信頼があります。
プロフェッショナルとしての能力を証明
「文書作成」「データ活用」「プレゼン資料作成」のすべてで2級以上合格して、申請のあった方に「日商PCプロフェッショナル認定証」を交付しています。この取得により、企業実務で求められる高度なIT活用能力を全て有することを証明することができます。
その他Wordにまつわる資格の紹介
Word資格はほかにもまだあります。「パソコン検定 文書試験」「日本語ワープロ検定試験」「文書処理能力検定(ワープロ)」「ビジネス文書実務検定試験」の4つをご紹介します。
パソコン検定 文書試験
パソコン検定 文書試験はビジネス文書の作成能力を測る試験です。1級から3級まであり、各級の受験料や出題内容は以下の通りです。
1級 | 2級 | 3級 | |
---|---|---|---|
受験料 | 5,000円 | 4,000円 | 3,000円 |
試験時間 | 20分 | 20分 | 20分 |
合格点 | 70点以上(100点満点) | 70点以上(100点満点) | 70点以上(100点満点) |
出題内容 | 原稿からの高度なビジネス文書の作成 | 原稿からのビジネス文書の作成 | 原稿からの簡単なビジネス文書の作成 |
パソコン検定 文書試験は試験時間が20分とかなり短いことが特徴です。試験を主催する全日本情報学習振興協会はほかにもパソコン、情報関連の資格試験(パソコン基礎検定試験や個人情報保護士認定試験など)を数多く主催しているので、そのような資格取得にも興味がある方にはおすすめです。
日本語ワープロ検定試験
日本語ワープロ検定試験は日本語の入力および文書処理能力を身につけるとともに、情報化社会のなかでコンピュータ活用能力の向上を図ることを目的とした試験です。初段から4級まであり、それぞれの受験料や出題内容は以下の通りです。
受験料 | 試験時間 | 出題内容 | |
---|---|---|---|
4級 | 1,500円 | 速度問題:10分 文書作成問題:20分 | 速度問題 ・一般的現代文 文書作成問題 ・ビジネス文書作成 |
3級 | 2,000円 | 速度問題:10分 文書作成問題:20分 | 速度問題 ・一般的現代文 文書作成問題 ・ビジネス文書作成(表を含む) |
準2級 | 2,300円 | 速度問題:10分 文書作成問題:20分 | 速度問題 ・一般的現代文 文書作成問題 ・ビジネス文書作成(表を含む) |
2級 | 2,500円 | 速度問題:10分 文書作成問題:20分 | 速度問題 ・一般的現代文 文書作成問題 ・ビジネス文書作成(表を含む) |
準1級 | 2,800円 | 速度問題:10分 文書作成問題:20分 | 速度問題 ・一般的現代文 文書作成問題 ・ビジネス文書作成(表・地図を含む) |
1級 | 3,000円 | 速度問題:10分 文書作成問題:20分 | 速度問題 ・一般的現代文 文書作成問題 ・ビジネス文書作成(表・地図を含む) |
初段 | 5,000円 | 速度問題:10分 文書作成問題Ⅰ:20分 文書作成問題Ⅱ:20分 | 速度問題 ・一般的現代文 文書作成問題Ⅰ ・ビジネス文書作成 (表・地図を含む) 文書作成問題Ⅱ ・文字の処理 ・グラフ、図形の挿入 ・表内データの処理(計算、並べ替え) ・段組み など |
ほかのWord資格と比較して、級が細分化されており、自身の適切なレベルがわかることが特徴です。主催している日本情報処理検定協会(日検)の検定は入学試験での優遇対象になっているため、大学や専門学校を目指している高校生にはおすすめです。
文書処理能力検定(ワープロ)
文書処理能力検定は、迅速かつ正確にワープロや表計算の処理を行う能力を測定することを目的に始まった資格試験です。1級から4級まであり、各級の受験料や出題内容は以下の通りです。
1級 | 2級 | 3級 | 4級 | |
---|---|---|---|---|
受験料 | 5,200円 | 4,200円 | 3,200円 | 2,200円 |
試験時間 | 筆記試験:20分 実技試験:40分 | 筆記試験:20分 実技試験:40分 | 筆記試験:なし 実技試験:40分 | 筆記試験:なし 実技試験:30分 |
合格点 | 70点以上 (100点満点) | 70点以上 (100点満点) | 70点以上 (100点満点) | 70点以上 100点満点) |
出題内容 | 筆記試験 ・ワープロ機能に関する実務知識 ・国語力 実技試験 ・文字入力(700字) ・文章作成(図・表の挿入も含める) | 筆記試験 ・ワープロ機能に関する実務知識 ・国語力 実技試験 文字入力(500字) ・文章作成(高度な表も含める) | 実技試験 ・文字入力(300字) ・文章作成(表も含める) | 実技試験 ・文字入力(200字) ・文章作成(表は含めない) |
主催している全国経理教育協会は、簿記・経理及び税務の教育に関する指導育成も目的にしてる団体であり、簿記の資格試験も実施しています。そのため、事務職の人にはおすすめといえるでしょう。直近の試験(令和3年11月16日実施)では各級合わせて1702名が受験していて、受験者数はそこまで多くないです。
ビジネス文書実務検定試験
ビジネス文書実務検定試験は、ビジネス文書に関する基本的な知識と入力に関する基本的な技能を身につけ、社会に出て即戦力になれる人材を育成することを目的とした試験です。1級から3級まであり、各級の受験料や出題内容は以下の通りです。
1級 | 2級 | 3級 | |
---|---|---|---|
受験料 | 1,200円 | 1,100円 | 900円 |
試験時間 | 筆記試験:15分 実技試験:20分 | 筆記試験:15分 実技試験:15分 | 筆記試験:15分 実技試験:15分 |
合格点 | 70点以上(100点満点) | 70点以上(100点満点) | 70点以上(100点満点) |
出題内容 | 筆記試験 ・機械・文書に関する知識 ・ことばの知識 ・漢字 ・熟語 実技試験 ・表やオブジェクト及びテキストファイル を含む文書 | 筆記試験 ・機械・文書に関する知識 ・ことばの知識 ・漢字 ・熟語 実技試験 ・表やオブジェクトを含む文書 | 筆記試験 ・機械・文書に関する知識 ・ことばの知識 ・漢字 ・熟語 実技試験 ・簡単な表を含むビジネス文書 |
公益財団法人全国商業高等学校協会が主催しており、商業高校に通う高校生を対象にしている試験です。受験者の多くは高校生ですが、一般の方も受験することができます。
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まとめとおすすめ講座の紹介
さまざまなWord資格の種類・合格率・メリットを紹介してきました。今回ご紹介したなかでユースフル編集部が最もおすすめするWord資格はMOSです。
累計受験者数が470万人(2022年1月現在)を超える国際資格であり、実務直結の知識を身につけることができます。
ぜひMOSを取得して、Wordスキルを目に見える形で評価してもらうことで「自分はWordをマスターした」と胸を張っていえるようになりましょう。
今回はWord資格についてご紹介しましたが、さらに業務効率化を目指していきたいという方は、以下の2つもぜひチェックしてみてください。Excelをマスターすることで、情報分析の質とスピードが格段に上がり、作業効率がぐっとアップします。
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